2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「勝負の極意」浅田次郎(幻冬舎アウトロー文庫、H.9.4.25)―運がいいだけのバカ?

このところ、軽い本ばかり取り上げているが、たまには気晴らしも必要だ。ご容赦を。 本書は、第一部「私はこうして作家になった」と、第二部「私は競馬で飯を食ってきた」に分かれていて、前者が60頁、後者が130頁の分量である。 私は、第二部の競馬の部分が…

「一生お金に困らない個人投資家という生き方」吉川英一著(ダイヤモンド社、'12.1.26)―意外と地に足のついた本

書店で何気なく買ってしまったが、今更個人投資家になろうと考えた訳でもない。以前、株を少し手がけていたことがあるが、今の時代の投資環境はどうなっているのか、また投資家、特にデイトレーダーはどういうことを考えているのかに興味があった。 中身は、…

「まだ生きてる」本宮ひろ志(eBookjapan 電子書籍)

このコミックは、日経ビジネスAssocié9月号の特集「今読むべき本」のpart3<ビジネスに効くマンガ>で知った。 本宮ひろ志は、かなり以前に『サラリーマン金太郎』をマンガ喫茶で読みふけった記憶がある。 本作品は、楽天から貰ったkobo touchでも読めるのだ…

「戦略の本質」野中郁次郎他(日本経済新聞社、'05.8.5)−<スターリングラードの戦い>に見る良い戦略と悪い戦略

本書は、二十世紀に起こった様々な戦争における大逆転の戦略がどのようなものであったかのケーススタディである。(これを見ると、二十世紀はつくづく戦争の世紀だったのだな、とあらためて思う。) では、どのような戦争が取り上げられたのか。・毛沢東の反…