2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「死ぬことと見つけたり」上下、隆慶一郎(新潮文庫)−伝奇小説の系譜

書棚にあった本書を、何気なしに手にとって読み始めた。読むのはこれで3回目になる。細部の記憶は薄れていたが、読み始めると物語の状景が呼びさまされるとともに、あらためてその面白さに引きこまれ、一気に読了した。隆慶一郎は、山本周五郎、司馬遼太郎、…

「知性の限界」高橋昌一郎著(講談社現代新書、'10.4.20)その(1)ーそうか、ポストモダニズム系学者の知的詐欺が分かった!

実に楽しい読み物だ。 同じ著者の『理性の限界』(講談社現代新書)は以前買い求めて持っていたが、昨年の引っ越しの際に行方が分からなくなり、いずれどこからか出てくるだろうからと、先ず図書館でこの本を借りて読み始めたが、あまりの面白さに一気に読了…