2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

久生十蘭「顎十郎捕物帳」を電子書籍(青空文庫)で読む

この作品は過去に、創元推理文庫の「日本探偵小説全集8」で2回読んだ。それからしばらく経つが、ふと思い立って、今回は手に入れたばかりのiPad mini(リテーナ・ディスプレイ)に青空文庫リーダーをダウンロードして読み始めたが、面白さのあまり一気呵成に…

「異邦人」アルベール・カミュ、窪田啓作訳(新潮文庫、S.29.9.30)

この著名な作品を初めて読んだのは、多分大学生のころであったろう。それ以来手にしたのは実に久しぶりのことだ。主人公のムルソーが殺人の動機を「太陽のせいだ」と言ったところ以外、細部は殆ど忘れている。 先ず一読した率直な感想は、ここに描かれたムル…

「Kindle新・読書術」武井一巳(翔詠社)と「蔵書の苦しみ」岡崎武志(光文社新書)をKindleで読む―本を大量処分する極意

iPad miniの電子書籍アプリKindleで『「Kindle新・読書術 すべての本好きに捧げる本』(武井一巳)を読んだ。 Associeの「必読本大全」('14.1.15発行)で武井は<今すぐ始めたい 電子書籍ライフ>という一文を書いているが、その中の「電子書籍の未来に希望…