2012-01-11から1日間の記事一覧

「ソクラテスの弁明」(2) 未だに現代を照射続けている偉大なる知の書物

この書については、従来、岩波文庫の久保勉氏の格調高い翻訳に親しんできたが、この度三嶋輝夫氏の比較的新しい訳(講談社学術文庫、1998.02.10)を読んでその明晰さに感銘を受けた。そこで、この訳に基づき初歩的なおさらいをした上で、現代にも通ずる何ら…